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施設長コラム

なぜ指は5本、鼻の穴は2つなのか?


始めにお伺いしますが、”指が5本で良かった”と実感された方がおられますでしょうか。
おそらく殆どの人は自分の指が何本あるかなどと疑問に思われたことはないでしょう。
なぜなら先天的に備わっていて、周囲の全ての人と同じ形状の部分については
“ありてあるもの”と受け入れるのが自然であろうと思うからです。
しかし、ゆがんだ性格の悲しさで一度疑問を持つと常に気になり、どこかに解答あるいは
ヒントでもないものかと探すようになりました。そして、得られた乏しい惰報によると、
指5本は人間だけでなく殆どの動物に共通で、2,3および4本に見える動物も、
原形は5本であることが解剖学的に確かめられています。

ちょっと自分の手を見てください、親指を除く4本は3本あるいは2本であっても足りるの
ではないかと思われませんか。しかし、人間の示指、中指は方向を示し、薬指、小指は
握りしめる役割を担っていると聞いたことがあります。しからば、掴む必要がなくなった
足ゆびはどうでしょうか。広角の方向への踏ん張りにはやはり5本が必要なのでしょうか。
逆に指が7~8本あればもっと多くの作業が可能となり、より強い力を発揮することが
できるのではないでしょうか。それとも、邪魔になるだけでしょうか。
なお、恐竜時代の爬虫類のなかには指が6本あるいは8本の化石があるそうですが、
進化の過程で淘汰されたと考えられています。
次は”顔面の鼻の穴”です。短い中隔の奥は一室になっているのですから、表面も単孔
であってなんら支障は無いと思われます。それとも、過去にはさらに奥まで隔壁があった
のでしょうか。あるいは、突出部分に中隔があることで軽い外圧では閉塞しないようにな
っているのでしょうか。権威ある解剖書にも、「換気には一側で足りる」といった程度にし
か触れられていません。
目と耳がおのおの2つあるのには、光源からの距離の測定とか音源の方向探知という重大な
目的がありますが、鼻孔が2つでなければならない必然性には考えいたりません。右の孔と
左の孔で別々な臭いをかいでいるわけでもなく、一方で吸って他方で吐いているのでも
ありません。強いてこじつけるなら”手鼻をかむ”のに都合が良いくらいです(失礼)。
作者の真意を知りたいものです。
これらの疑問を抱えたままでは、来世でご先祖に医学を修めてきましたと胸を張ることが
できません。
どなたかお知恵をお貸しください。


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