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施設長コラム

人生に余裕を

「潤いのある生活を送るためには心の余裕が必要です。」とか、「余裕のある考え方をしなさい。」と使われますが、
では、”余裕”とは一体何なのでしょうか。別の言葉にすると”ゆとり”ですか。
また、話の内容によっては”懐の広さ”とか”人間の奥行き”などとも表現されます。さらに、工学的にはハンドルや
ブレーキの”遊び”や、芝居や演芸の”間”と言われている現象も同じ意味と思われます。
意図的に決定あるいは決断を遅らせること、即ち”時間稼ぎ”の奨励ということになるでしょうか。
双方が意見や思考の緩衝帯を了解していて、その短い”時間のずれ”の間に言葉に込めた真意を伝え、
相手はその真意を汲み取るべく脳を高速回転させます。
そうすれば、相反する、あるいは、食い違う主張であっても、角のとれた話し合いになるでしよう。
また、お互いが良さを認め合っている内容や事象であれば、自分の持っている美意識と照らし合わせて味わう
時間が持てて、より深い感動を得ることができますよと、教えているわけです。
平たく言えば”遊び感覚の勧め”ですね。日々の生活や仕事は本気で真剣に取り組むべきですが、
それでも、どこかにほんの一寸遊び感覚(≒ユーモア感覚)を持つことができれば、人生は”ばら色”の上に
“さわやかな”という形容詞をつけることができるということです。状況が許せば”結論をだすまでに”、
あるいは”完成させるために”、残されている時間はどのくらいでしょうか?と確認し、
結果を検証する時間も見込んで計画を立てる習慣が望ましいでしょう。
この世はたかだか80年~100年の”寄り道”なのですから、少々道草を食ったって誰もとがめはしないでしょう。
だったら、路傍の草花を見、小鳥の声に耳を傾けながら心にゆとりを持って歩きましょう。
そうすれば生活習慣病予防にもなって、一石二鳥あるいは三鳥であることを請合います。


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