トップ > 施設長コラム > 巨大原子炉上の我が家

施設長コラム

巨大原子炉上の我が家

地球は137億年前に宇宙大爆発[ビッグバン]によって生じた、球状のガスの表面が冷えて凝固した
直径約13,000Kmのボールです。今なお中心部は6650度の原子炉であり、皮殻の岩石圏は陸部
では平均の厚さが35Km,海洋部は5~10Kmです。
全面に無数の裂け目やピンホールがあり、絶え間なくマグマが噴出しています。
そして、煮立った地下水は温泉として、疲れた申し子たちに一時の癒しを提供してくれています。
また、表面の70%は水で覆われ「地球は青かった」という名言を残しました。
更にその上層の大気圏は78%の窒素と21%の酸素およびアルゴンや二酸化炭素などの
微量元素を合わせた大気に多量の水蒸気が含まれて、外套を形成しています。
生物が生息可能な現在の環境は地球自体の温度、湿度、空気および水に加えて、
太陽の光と熱という巨大なエネルギーを受けて、複雑且つ微妙なバランスの上に成り立っており、
全地球的平均気温は15度です。その中で亜熱帯から温帯に位置する日本列島には四季があって、
農産物の生産に適しており、しかも、周囲は暖流と寒流がぶつかり合う漁獲に恵まれた海。
地球上で最良の生存環境といっても良いでしょう。
ところで、常に地球のどこかで発生している冷害、風水害、地震、噴火等は当該地域の生物の生存に
とっては迷惑な事象ですが、地球が生きている証であり、上記の構造を考えれば”軽い風邪”か
“消化不良”と見倣しうるものであって、取り立てて騒ぐほどのことではありません。
また、不見識な人類がもたらした温暖化も、地球の存続に関しては全く顧慮を要するものではありません。
しかるに、”後を濁したままにしておかない”はずの人類の面子にかけて、次の氷河期後に発生する
生命たちに二酸化炭素や放射能で汚染された地球を残すようなことは避けたいと思います。
この点につきましては、今あなたのそばで走り回っている子孫たちのためでもありますが、
ご同意の上、地球浄化に協力する一歩を踏み出して下さいますでしょうか。
包み込んでくれている母体に大いに感謝し、敬意を表しつつ日々を過ごしましょう。


ページの先頭へ

〒426-0033 藤枝市小石川町2-8-13

TEL: 054-647-3833  FAX:054-647-3831

医療法人社団凜和会 介護老人保健施設 フォレスタ藤枝