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施設長コラム

過去≫現在≪未来

“現在”とはいつのことを指すのかお考えになったことがおありでしょうか。
過去と現在の区切り点、あるいは、現在と未来の分岐点はどこにあるのか。
“現在”の時間設定はどう定義されているのでしょうか。
 立場、施設あるいは状況などに関わりない普遍的定義はあるのでしょうか。
統計の発表などでは「〇月〇日現在」という表現を使用しますが、その場合は0:00~24:00までという24時間の幅があります。また、「△月△日締め切り」あるいは「消印有効」となっている場合は、同日の24:00が期限ということになります。
 しかし、“ただ”現在と言った場合、現在は存在するのでしょうか。
 ロケット打ち上げの秒読みがその象徴的事例です。これまでこの疑問について何度考えても、その都度壁にぶつかって、うやむやにしてきましたので、今もって私の頭の中に明確な現在は存在していません。
 以前に存在した“現在”の積分が“過去”であり、今後に来る“現在”の積分が“未来”なのでしょうから、“現在”は存在しているはずですが、今が“現在”だという認識あるいは感得は得られません。未来はやってくると、現在として留まることなく瞬時に過去になってしまいます。
 しかし、もしかすると、自分の存在を認めた場合、時間的には「存在=現在」と見倣さざるを得ないでしょうから、自分にとっての現実は“常に現在しかない”ということになるのでしょうか。
 はたして“現在”は存在するのか?どうやったらその存在を感得できるのか?
どなたか教えていただけませんか。


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